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土木事業の分野ほど、その完成物が国民生活に直接、広範囲にわたり大きく影響を及ぼす産業は、他に見当たりません。最近の急激な科学技術の進歩につれて施工法は進歩し、また一方、環境や健康に対する国民の考え方が変わり、施工上のル-ルも急激に変化しています。土木技術者は、それに応じた技術の研鑽が欠かせません。
(一社)全国土木施工管理技士会連合会は平成12年度から、国内最初の「継続学習制度」を導入し、運用を開始し、名称を「継続学習制度(CPDS)」としました。CPDSはContinuing Professional Development Systemの頭文字からきています。これは当会員を始め、土木施工管理技士の技術力や倫理観を高めるための、学習・教育システムで、工学部門では国内で初めての制度です。
CPDSという全く新たな学習制度実施するのかと、心配する人がいるかも知れませんが、そうではありません。各県技士会の会員が従来から学習してきた内容、即ち講習会や講演会、見学会に出席する、機関誌や専門誌に投稿する、講習会や講演会で講義する等であり、ただ従来と違うところは、CPDSでは「学習記録を残していくこと」です。つまりCPDSは、「土木施工管理技士の技術力を向上し、良いものを造り、国民の福祉向上に寄与する」技士会の活動趣旨に沿ったものです。
技術者の技術力を評価する要素として、国際的にも認められているのは、一般的に次のような3つの柱(技術力を支える三本柱)を指してします。
CPDSに参加することは自分自身の向上、研鑽です。CPDSの学習単位のユニットは、土木施工管理技士の学習履歴の証明です。CPDSは学習ユニットによって評価するものです。通常1ユニットとは学習に費やした1時間です。個人別に学習ユニットをCPDS台帳に記録し、デ-タベ-スとして管理していきます。学習ユニットは学習する度に加算され、学習時点からその学習は5年間有効です。5年間経過した学習時間は自然消滅(差し引き)していきます。個人毎の学習時間の実績は、個人毎の登録番号(名前は出さない)と学習時間ユニットを一般に公開しています。これは将来、参加者のメリットとして生かされるためです。
詳しくは継続学習制度(CPDS)のガイドライン(2023年度改訂版)をご覧下さい。
令和5年度 開催事業(愛知県土木施工管理技士会)